『利他』を読ませていただいて

稲盛和夫さんと瀬戸内寂聴さんの 『利他』(人は人のために生きる)

という本と出会いました。


生き方次第で「地獄」「極楽」に変わる!


東北大震災後は終戦後と同じように逆境を乗り越えられるのは強い心

先に死んでいく者には、生き残る人への「義務」がある

最初は嫌でも本気でやれば必ず仕事が好きになる。

なぜ「七十八歳」「無給」でJALの会長を引き受けたのか

など読ませていただいて、多方面で勇気と元気をいただきました。


<感じたこと>

人は生まれながら「死」に向かって生きています。

「生老病苦」の四苦とどう付き合うか。


人間は生かされていることを知ることだと感じました。

自分で生きている人は一人もいません。

朝起きて目覚めていることに感謝です。

明日、今日、一分一秒後生きている保証はないということを

心臓を動かしているのは、自分ではないのだということを

それが当たりまえだと思ってしまうから、わがままが言える

のですね。

まして今五体満足で、どんなことでも出来るのではないか?

そんな思いを強く感じさせられた本でした。


この本は力を与えてくれます。

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小さなことから誉める

「やってみせ、言って聞かせて させてみせ
 ほめてやらねば人は動かじ。」

人が思うように動いてくれないイライラしたときには

叱るよりほめて動かすことです。

とくに直接ほめるより、第三者を介してほめるほうが

直接ほめる以上に本人に勇気と力を与えるそうです。

そして、小さなことから誉めることです。

誉められて自信をつけていけるからです。

恥をかく

よくプラス思考になるといいといわれます。

でもどうやってプラス思考を身につけたらいいのでしょう。

まだ学生のころ、手を挙げて自分の意見を言う場があったと思います。

でも自分の考えを持っていても手が挙げられないのです。


私もそうでした。

数学や国語もそうですが、意見をいうのが恥ずかしい

という気持ちがあったからです。


でもそういう人は社会に出てからも、消極的でなかなか

意見を言えないものです。

常に「失敗したらどうしよう」とか「恥をかくのが恥ずかしい」

という気持ちが先にたってしまったからです。


すべてマイナスに考えてしまい、何も出来ないまま過ごして

いました。

そんなときに出会った人から、「失敗は成功の元」

「恥をかくほど、成長できる」何より自信に繋がるのです。

それから、失敗も自信を持ってすればいい!

成功するには、失敗が必要などと考えられるようになり

今では、度胸がついてしまいました。

人間はなんでもはじめから成功したり、プラス思考ではなく

恥も失敗もすべて必要な過程だということに気づかされました。


以前訪問営業をした経験があります。

一日20件まわって1件の制約が取れました。

19回断られないといけないなって分かったら、40件で

2件・・・という前向きに断られる恐怖から救われた気持ちに

なりました。

気持ちがプラス思考になると、恥や失敗を乗り越えられる

自分がいます。

成長には必要だと感じました。

父が亡くなりました。

21年という永い闘病生活の末5年もの間寝たきりになり、

感情も失い、遺漏(直接胃へ食物を注入)でただ生かされて

いるだけの1年半

満72歳で悲しい生涯を閉じました。


人は何のために生きるのでしょう?

元気でなければ生きている素晴らしさも楽しさも笑いもないでしょう。


人は明日死ぬと分かっていたら、今を必死に生きるのに・・・


その父の人生を見て、学んだこと!

私たちに伝えていったことは、

健康だけはバカにしてはいけないということ。

健康に対して決して過信しないこと。

自分の身体は借り物。

自分勝手な考えで、ムリをしないこと。

そして命を大切にすることです。


この世は迷いだらけの世界です。

地獄も極楽も経験の中でするのに、活かせない人はいつまでも

自分勝手な生き方をしてしまいます。


命=健康


どうか命を大切にして下さい。

内向的な人の強さ

外向的な性格で一見気が強そうに見える人でも

イザというときは、逃げ腰になる人も多いと

いわれます。

逆に内向的で気が弱そうな人は、イザというとき

根性が据わって強いそうです。

人は見た目だけでは、判断できないということでしょう。

普段内向的な人の方が、よく気がつき繊細で慎重なので

手落ちがなかったりするものです。

普段おとなしい人の短所に思えることが、逆に武器だったり

します。

内向的な人は、自分の長所を活かして自信を持って

生きてくださいね^^

エネルギー

人は人に対してのいろいろなエネルギーを持っています。

はじめに反発するエネルギー

来る人を跳ね返すエネルギーです。

この場合、自分にとって必要なものも入ってこなくなってしまいます。



次に、引き寄せるエネルギー

何でも引きつけてしまう人間的魅力のある人です。

これは将来的に可能性の大きい人です。

知識や情報についても、貪欲にに吸収できるため、反発する

場合に比べて引き付けるエネルギーは少なくてすみます。

どんどん大きくなってくるとさらにスケールが大きくなっていきます。



その次のエネルギーは物事を包み込むエネルギーです。

まるであったかい雰囲気で、どんなに凍って寒い冬でも

春風のように包みこんで氷すら溶かしてしまう。


できればそんな包みこむようなエネルギーを持てる努力をしたいと思います。

引き寄せるエネルギーも必要ですが、決してムリをせず

自然な流れを作りながら、同化していく形が一番望ましいと思います。

身から出た錆

最近の話題を見ていると、よく目にするのが「自殺」

自殺によって死亡する人が多いということ!

病気によって死ぬことはあっても、なぜ命を粗末に

したり、死ななければならないのでしょう?


最近の時代の傾向として、病気のほとんどが

「食べすぎ」「酒の飲みすぎ」や「タバコ」など

そして財布が軽くなれば、心が重くなり返せないのに

サラ金などに手をだしてしまう。

事情はいろいろですが、自分の行いによって出た結果が

「自殺」です。

この世はあの世へ行くまでにいろいろな形で「極楽」と

「地獄」を見せてくれていると思います。

一度しかない人生・与えられた命をもっと大切にして

欲しいと思います。

何も考えずにただ流されて生きるのではなく、起こる前に

対処できることは、先に手を打つことです。

仕事についても、じっとがまんして耐え忍ぶ力が失われて

すぐにギブアップし、それが習慣となって仕事を転々と

したり、すべてが「身から出たさび」のようなものです。

鉄は身から出たサビでぼろぼろになり、鉄の一生は終わって

しまいます。

職場や社会から脱落していく人も鉄と同じことを繰り返し

一生をダメにするのではなく

仕事を楽しくするには、自らをサビさせないように、常に

磨いてピカピカにしておきたいものです。