誰かに向けたやさしさは必ず返ってくる。
仏教には回向という精進があります。
巡りめぐって自分の行いが返ってくる
という意味です。
たとえば、私が母を思い、お年寄りの
手助けをすれば、私が助けられるかも
しれません。
いえ、すでに助けられているのかも
しれません。
決して大げさなことではなく、回向
の気持ちでそれぞれ大切にしたら、
世の中はかなりやさしくなると思います。
見知らぬ人にやさしくしたり、親切に
したるするのを、損と思わずに、人と人
との間が軋んでいる世の中が、少しは
住みやすく、あたたかくなるのでは
ないでしょうか?